1松井裕樹

    首位楽天を支える(C)日刊ゲンダイ
     楽天の松井裕樹(21)が11日の広島戦で両リーグ最速の20セーブ目を挙げた。 

    8戦連続2ケタKも…楽天・則本の"球数"にメジャーが不安視 

     球団初の3年連続20セーブ投手となった松井裕は、単にセーブを挙げるだけでなく、点も取られていない。ここまで27試合に登板して自責はわずか1、防御率0.32という驚異的な数字を残している。 

     このまま順調にいけば、シーズン52セーブというペース。05年の岩瀬仁紀(中日)、07年の藤川球児(阪神)がマークした日本記録の46セーブを大幅に更新する可能性がある。 

     チームは貯金20で首位をキープ。それだけ守護神の出番も多くなるわけで、おのずと疲労も蓄積するが、今の松井裕には穴をあけない自覚がある。 

    「抑えになって毎日続けているのは、試合前にやる股関節のエクササイズ。時間は10~15分程度ですけど、欠かさずやっています。体の柔らかさは保っておきたいし、1年間ケガをしない準備はしておきたいので」 

     連投で疲れを感じれば、信頼する星洋介球団トレーナーに相談。内容は体調管理だけでなく、練習メニューや投球フォームに及ぶこともある。 

     さらに、今年の1月から断酒を継続中。最後に飲んだのは、キャンプ前の決起集会だったという。 

    「則本さんもほとんど飲まない。投手陣でご飯に行ってもみんなウーロン茶で乾杯です。先輩たちは翌日のことをきちんと考えている。自分も次の日の試合に影響しないよう、チームに迷惑をかけないように意識しなくてはと思って(酒を)やめています。次に飲むのは(優勝後の)10月、11月の打ち上げかなと」 

     優勝と日本記録が「肴」になれば、勝利の美酒は格別な味になる。 

    楽天―広島  9回1死一塁、代打小窪を遊ゴロ併殺に仕留め試合終了、雄たけびを上げる楽天・松井裕=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


     東北楽天が4対3で粘り勝ち、今カードの勝ち越しに成功した。
     
     今カード1勝1敗で迎えた第3戦。東北楽天は1回裏、ヒットで出塁した茂木が3塁まで進み、3番・岡島の犠牲フライで幸先よく1点を先制。しかし、直後の2回表に広島東洋が、東北楽天の先発・岸から4番・鈴木がレフトへ13号ソロを放ち、すぐさま同点に追い付いた。
     
     その後は両投手とも安定した投球を続け、前日に引き続き、見応えのある投手戦が繰り広げられる。この展開で、次に試合を動かしたのは5回表の広島東洋。先頭のバティスタが四球で出塁、西川が犠打で送り、會澤がタイムリーで返すという、理想的な形で1点を勝ち越しに成功。しかしその裏の東北楽天が2死満塁からペゲーロが押し出し四球を選び、こちらもすかさず同点。一進一退の攻防が続いた。

     同点で迎えた終盤戦。今度は東北楽天がリードを奪う。7回裏、3番手の中崎から1死満塁の好機を作ると、岡島がこの日2本目の犠飛で返し、再度1点を勝ち越した。しかし、直後の8回表、勝ちパターンの継投でマウンドに上がった2番手のハーマンから、田中の四球、菊池の犠打、丸のタイムリーで広島東洋が同手に追い付いた。

     しかし、二度あることは三度あるとはこのことか、さらに直後の8回裏、4番手ジャクソンから藤田が適時打を放ち、東北楽天は三度1点差とすると、9回表のマウンドは守護神松井裕。先頭の代打新井に四球を与えたものの、後続を三振と併殺打で打ち取り、広島東洋の追撃を断ち切った。

     先発の岸は、勝利こそ付かなかったものの7回2失点の好投、抑えの松井裕が、リーグ一番乗りの20セーブ目を挙げた。

    https://baseballgate.jp/p/82490/

      楽天の松井裕が踏ん張った。1点リードの九回に登板。先頭を四球で出したが、続く バティスタを145キロ直球で空振り三振に仕留め、代打小窪はチェンジアップで遊ゴロ併殺に打ち取った。3年連続となる20セーブ目を挙げ、「走者が出てから慌てずにいけた」と胸を張った。

     今季は40セーブ以上を目標に掲げるが、54試合で早くも半分。「このペースならいける。しっかり投げていきたい」と気を引き締めた。

    ◇交流戦 楽天4―3広島(2017年6月11日 Kobo宮城)

     楽天・松井裕が両リーグ最速で20セーブ目を挙げた。4―3の9回から登場。先頭の新井に四球を出したが、バティスタを力のこもった高めの149キロ直球で空振り三振に仕留めた。続く代打・小窪を遊ゴロ併殺打に打ち取ると笑みがこぼれた。

    (セ・パ交流戦、楽天4-3広島、3回戦、楽天2勝1敗、11日、コボパーク)楽天は11日、広島最終戦(Koboパーク)に4-3で競り勝った。抑えの松井裕樹投手(21)が、球団初となる3年連続20セーブを達成した。

     「セーブ機会に恵まれているだけです。チームに感謝しています」。松井裕は1点リードの九回に3番手で登板。先頭の代打・新井に四球を与えたが、バティスタを空振り三振、代打・小窪を遊ゴロ併殺打に斬った。

     今季両リーグ最速で20セーブに到達。ヒーローインタビューの候補に挙がったが「自分の役割は抑えて当たり前だし、目立たなくていいんです」と、藤田にお立ち台を譲った。

     今季の目標は40セーブ。「まだシーズン半分なので、失点しないように気をつけて目指す」と左腕。好調楽天には頼れる守護神がいる。 (広岡浩二)

    松井裕について楽天・与田投手コーチ「防御率(0・32)は驚異的。ただ、先頭に四球を与えるのは修正してもらいたい」

    http://www.sanspo.com/baseball/news/20170612/gol17061205030002-n1.html

     ◆日本生命セ・パ交流戦 楽天4―3広島(11日・コボパーク宮城)

     楽天の松井裕樹投手(21)は11日、両リーグ最速で今季20セーブ目を挙げた。同点で登板し黒星がついたケースが1試合あるが、今季セーブ機会では失敗ゼロ。自身の球団記録を更新する3年連続20セーブを達成し、目標のシーズン40セーブもはっきり射程にとらえた。

     勝利の瞬間、跳ねるように左拳を握った。9回、先頭の代打・新井を四球で出したが、バティスタは高め直球で空振り三振。最後は代打・小窪をチェンジアップで遊ゴロ併殺打に仕留めた。「先頭に四球を出しても、点は取られないように。制球は安定してないけど、(直球の)爆発力は少し成長している」と分析した。

     40セーブについては「試合数が半分いってないので、このペースでいければ。失敗なくいきたい」とさらに高い目標を掲げた。ここまで失点はわずか1という守護神が、首位を堅持するチームに安定感をもたらしている。(山口 泰史)

    http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170611-OHT1T50236.html

    開幕から安定した投球


     今季序盤のプロ野球界を盛り上げた主役は間違いなく楽天だった。

     茂木栄五郎とペゲーロの超攻撃型1・2番コンビや、エース・則本昂大の連続2桁奪三振記録更新などが話題となるなか、開幕から2か月以上にわたって、チームを支えてきた中心選手の一人が守護神の松井裕樹である。

     松井にとって今季がプロ4年目。クローザーとしては3年目を迎えた21歳の若き左腕だ。入団2年目の2015年に当時の大久保博元監督にクローザーとして起用されると、その才能が開花。33セーブ、防御率0.87という驚異的な成績を残した。

     昨季は、防御率こそ3.32と悪化したが、30セーブをマークし、何とか面目を保った。そして迎えた2017年。侍ジャパンにも選出され、3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も経験。WBCに向け、例年とは違う調整法を強いられ、登板機会も少ないままのシーズンインとなった。

     しかし、松井はいとも簡単にその不安をかき消すことに成功する。ここまで26試合に登板し、2勝1敗19セーブ、27イニングを投げ1失点(自責点1)とほぼ完ぺきな投球を続けている。


    シーズン最多セーブ記録の可能性


     チームの快進撃も手伝い、4月には3連投1度を含む4度の連投があり、登板過多の不安がささやかれた。しかし5月は連投が1度だけ、6月もここまで登板自体が2試合だけである。2位ソフトバンクの足音が聞こえる中、大事なシーズン中盤~終盤に向けて臨戦態勢は整いつつある。そこでチームの優勝とともに松井に狙ってほしいのが、シーズン最多セーブ記録である。

     これまでの記録は岩瀬仁紀(2005年)と藤川球児(2007年)がマークした46セーブ。松井が現在のペースでセーブを積み重ねていけば、51セーブに到達する。今季ここまでが出来過ぎだっただけに、このペースを維持するのは至難の業だろうが、プロ野球記録更新の可能性は十分あるだろう。


    通算セーブ記録更新も期待


     また若くしてクローザーに定着した松井には、歴代の通算最多セーブ記録も狙ってもらいたい。この大記録は今も現役の岩瀬が保持する(402セーブ)。2位が元ヤクルトの高津臣吾氏(286セーブ)、3位は大魔神こと佐々木主浩氏(252セーブ)である。

     仮に松井が今季を含めて年間30セーブを続けていけば、25歳で200セーブに到達。27歳で佐々木氏の記録を塗り替えることになる。さらに28歳で300セーブ、32歳で400セーブの大台にのせることができる。もし38歳までこれを続けることができれば、600を超える恐るべき数字となる。

     当然、今後の活躍次第でメジャー挑戦もあり得るだろう。また、長期のスランプや故障のリスクもある。それでも現役投手の中で、プロ野球史上最強のクローザーになる可能性を最も感じさせてくれるのが松井である。

     まずは今季、自身の入団後初めて経験する優勝争いのプレッシャーの中でしっかり結果を残し、"大記録"への階段を上り始める姿を見届けたい。

    1: 2017/06/09(金)14:26:58 ID:Zbs

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    仲間と一緒に野球で勝利を
    つかんだときの歓びは、
    なにものにも代えがたいですね。

    2014年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルス入団。この年、高卒新人投手による一軍公式戦の連続イニング無被本塁打記録を48年ぶりに更新。2015年にはクローザーとして、3勝2敗33セーブ12ホールド、防御率0.87という好成績を残し、第1回WBCプレミア12の日本代表にも選出。2016年には球団史上初の一軍公式戦2年連続30セーブを達成しました。そんな松井裕樹選手に、野球を始めた頃の思い出や「球活」についてお聞きしました。

    ●野球を始めたきっかけは何ですか?

    子どもの頃から当たり前のようにテレビで野球中継を観てたので、僕にとっては身近なスポーツだと感じていました。観るだけではなく実際に野球をやってみたいと思う気持ちもだんだん高まっていったので、ある時、親に野球をさせてほしいと頼んだんです。小学2年の時でした。それで、すぐに地元の少年野球チームに入りました。そこからはもう野球が楽しくて夢中で練習をしたり、試合をしたりしました。

    ●これまで多くの指導者の方に接してこられたと思いますが、特に印象に残っている方はいますか。

    少年野球チームのコーチをはじめとする皆さんすべてがいい指導者だったと感じています。でも、その中でも特に僕の印象に残ってるのは、高校時代の監督ですね。長所を伸ばすことを中心に考えてくれる指導方針でした。三振を取るピッチングという僕自身の特徴を伸ばしながら、あまりよくなかったコントロールには目をつぶってくれていました。あの頃、もしフォアボールを出すたびに怒られていたら、気持ちが委縮して、腕も縮こまってしまって、投球の際にしっかり腕を振るという自分のよさが消えてしまっていたと思います。そういった意味で、高校時代の監督の指導方法が僕に合ってたと思います。褒めて伸ばすというと優しいイメージですが、そうではなく、やはりしっかりと厳しく指導されていました。


    ●ずっと野球をつづけてこられた一番の理由は何ですか。

    やっぱり野球が好きだからだと思います。試合をすることも、試合に勝つことも楽しいです。高校時代は多くの勝ちをつかむことができて嬉しかったですし、特に仲間と勝利をつかんだときの歓びはなにものにも代えがたいものですね。日頃はそれを目指して辛い練習もしますが、チームのみんなで勝利をつかむために頑張ろうと意欲的に取り組みました。野球での勝利というものは、それほど感動的でいいものなんです。

    ●長く野球をされていて挫折したことはありますか。

    思い通りにいかない経験もしましたが、辞めようと思ったことは一度もありません。もっとうまくなりたいとは思いました。できないことができるようになりたいと。そういう時は、できている自分を想像して練習に取り組みました。プロに入ってからは、1年目になかなか結果が出なくて、初めて壁を感じました。そんな時、先輩の存在が支えになったんです。ピッチャーの先輩方がたとえ負けても次に向かって一生懸命しっかり調整したり、つねに前を向いて取り組んでいる姿が励みになりました。そういう先輩方に、「お前ならできるから」と言ってもらったり、ファームへ落ちるときは声をかけてもらったりもしました。だから、先輩たちと早く一緒に1軍で試合に臨みたいと思えたので、練習もしっかりと頑張れました。もちろん1軍に上がってからも、チームの力になりたいと思って頑張っています。


    ●プロに入ってからのチームに対する思いを教えてください。

    ルーキーの時はマウンドに上がると、キャッチャーは自分より一回り上の嶋さんで、ショートには20歳ぐらい年上の松井稼頭央さんがいてということで、そんな大先輩方と一緒にプレーする緊張感は想像以上にあって、最初は手が縮こまったりしたことがありましたね。それまでテレビで観ていたプロ野球選手が一緒に守ってくれているという状況に、まだ慣れていませんでしたから。自分がそういう状況に怖気づいてしまっていたんです。でも、やさしい先輩たちにいっぱい声をかけていただいて、自分は恵まれていると感じています。

    ●東京オリンピックで野球が行われることに関してはどう思われますか。

    僕はオリンピック選手に純粋に憧れています。日本で開催されるにあたっては、代表として挑戦できるはじめての機会になると思うんで、やっぱりそこに選ばれたい、活躍したいという気持ちはあります。ですから、その時に選んでもらえるような成績を残したり、力をつけたりできればいいなと思います。

    ●子どもたちに野球をつづけていくようメッセージをいただけますか。

    子どもたちの中には、小さいからプロで通用しないのでは。と思っている人もいるかもしれませんが、僕は身長が174センチしかなく、野球選手としては体が小さいほうです。だから、自分がこの体でもプロで通用するんだということを証明することで、身長が低くてもあきらめずに頑張ろうと思ってもらえればいいなと思っています。

    ●松井選手にとって野球とは何でしょうか。

    生きてることそのものっていうか、人生そのものですね。野球を通じていろんなことを学んだし、野球推薦で高校にも入学できたし、現在もこうやってプロ野球という職業でお金を稼がせてもらってるんで、やはり僕にとって野球は、現在もこれからも人生そのものです。

    https://kyukatsu.jp/basic/qanda/1253/


    1: 2017/06/03(土) 15:36:15.28 ID:w4TfJrpy0
    絶対的守護神も、まだ高卒4年目の21歳。プライベートでのリラックス法を聞いてみると、若者らしい素顔も明かしてくれた。

     「最近、乃木坂46なんですよ(笑い)。(好きなのは)秋元真夏。ユーチューブでライブ見たりとか、カラオケもよくいきます。いろいろ歌いますけど、それこそ乃木坂の曲を歌うと、(後輩の)安楽にすごいばかにされるんですよね(苦笑)」

    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-00000253-sph-base

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