14則本昂大

     

    ◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト―楽天(15日・神宮)

     楽天の則本昂大投手(26)は14日、先発する15日のヤクルト戦(神宮)へ向けて最終調整を行った。前回登板で8試合連続2桁奪三振を達成し、P・マルティネス(元Rソックス)、C・セール(Rソックス)のメジャー記録に並んだ。"世界新"となる、9試合連続2桁奪三振に挑む右腕に聞いた。

     ◆則本に聞く

     ―ファンの間でも記録への注目が続いている。

     「どういう注目があろうと、自分がやることは変わらない。勝つことだけを考えて投げたいと思います」

    練習前に神宮球場のマウンドに立ち、シャドーピッチングをする則本(左)

    練習前に神宮球場のマウンドに立ち、シャドーピッチングをする則本(左)

     ◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト―楽天(15日・神宮)

     楽天の則本昂大投手(26)は14日、先発する15日のヤクルト戦(神宮)へ向けて最終調整を行った。前回登板で8試合連続2桁奪三振を達成し、P・マルティネス(元Rソックス)、C・セール(Rソックス)のメジャー記録に並んだ。"世界新"となる、9試合連続2桁奪三振に挑む右腕に聞いた。

     ◆則本に聞く

     ―ファンの間でも記録への注目が続いている。

     「どういう注目があろうと、自分がやることは変わらない。勝つことだけを考えて投げたいと思います」

     ―13日からの試合を含め、ヤクルト打線の印象は?

     「けが人とかもあって、ベストの状態ではないと思いますけど、どういう相手でも、どういう状態でも、自分がやることは変わらないので。自分の状態を見極めながら、バッテリーで話して、勝てるピッチングをしていければ」

     ―現在の自身の状態をどう感じているか?

     「状態は悪くないと思いますけど、(開幕から)10試合投げて疲れが出てくる頃。そのサインを見落とさないようにやっていけば、けがのリスクも減っていくと思う」

     ―ローテーション的に3連戦の3番目。前の2試合を見て分析できるという利点はあるか?

     「それもあるとは思いますけど、対戦するのは自分なので。その日その日、自分が感じたことを試合で出していけたら」

     ―今季初めて打席に入るが、投球への影響は?

     「やってみないと分からない。そのときそのときに応じた自分の仕事もあると思うので、打席でもマウンドでも、自分がしっかりすれば勝ちにはつながると思う」

     ―自身の力感をうまくコントロールできているという実感はある?

     「力感というのは分からないんですけど、状態がいいので、その状態を、そのまま試合で出せているだけだと思います」

    http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170614-OHT1T50247.html?from=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=hochi_baseball


     

    「10個目の三振は筒香から取りたかった。僕の方が1つ年上なんで、やられっぱなしではね」

     心憎いセリフをさらりと言ってのけたのは、楽天の則本昂大投手(26)。8日の横浜DeNA戦(Koboパーク宮城)に先発し9回2失点12奪三振完投で8勝目(1敗)を挙げ、自身のプロ野球記録を更新する8試合連続2桁奪三振をマークした。

     8回に相手の主砲、筒香を迎え「きょうは3安打も打たれていたし一矢報いたかった」。球場が三振を期待して騒然とする中、149キロを内角に突き刺し、狙い通りの見逃し三振に仕留めた。

     8試合連続2桁奪三振はペドロ・マルチネス(元レッドソックス)とクリス・セール(ホワイトソックス)の米大リーグ記録に並んだ格好だ。

     この快挙を心から喜んだ1人が、則本を師と仰ぐ守護神、松井裕樹投手(21)だ。

     「めっちゃすげえ! マジでエグい」と興奮気味だが、後輩から見て則本のすごさはどこにあるのか。

     「今年ウエートトレーニングの量を増やしていることもあると思います。風呂で裸になったとき、お尻のデカさが半端ないんです」

     オフの自主トレなどで温泉に入る機会がある2人だが、鍛え上げられた下半身を目の当たりにして衝撃を受けたという。

     「でも、あれだけ筋肉が付いているのにストレッチをすると、股関節はめちゃくちゃ柔らかい。だから粘りのある投球フォームが作れている。下半身が強いから何球投げてもバテない体力にもつながっている。9回に156キロも出てたでしょ? 考えられないっすよ!」と改めて師匠にほれ直した様子だ。

     一方、則本"御用達"の二塁手といえるのが、藤田一也内野手(34)。今季は打撃優先で銀次が二塁に入ることも多いが、こと則本の登板時には、守備力重視でこのゴールデングラブ賞3度の名手が起用される。

     藤田は「全ての球種が勝負球に使えているから、相手は狙いを絞りきれない。それと、相手の出方がよく見えているから、打たせて取るところと三振狙いの切り替えが抜群にうまいんです」とギアチェンジが相乗効果を生んでいるとみる。

     「田中(ヤンキース)の域に達しつつあるんじゃないか」(球団関係者)との声が上がるほど、絶対エースへの階段を着実に上っている。 (片岡将)

    http://www.zakzak.co.jp/spo/news/170612/spo1706120006-n1.html

    プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大(たかひろ)投手(26)が8試合連続2桁奪三振を8日夜に達成し、プロ野球記録を更新したことを受け、母校の八幡商業高(滋賀県近江八幡市宇津呂町)からは喜びの声があがった。

     高校時代に指導した池川隼人監督は「当時は能力のまとまった選手という印象。探求心が旺盛だった。プロ選手からバタバタと三振を取っての記録達成は、簡単に形容できない。本当にすごい」と話す。

     全国高校野球選手権滋賀大会を来月に控え、則本投手から贈られたピッチングマシンで打撃練習に励む後輩部員たちも興奮気味だ。3年の伊地知武主将(17)は「学校だけでなく、日本にも世界にもエネルギーを与える素晴らしい先輩。僕らも人を笑顔にできる野球をしたい」とし「気迫を前面に出す則本さんのスタイルを見習い、甲子園を目指す」と意気込んだ。

    http://www.sankei.com/west/news/170610/wst1706100020-n1.html

    さすがだ。世界記録ってのは立派なもの。「連続試合2桁奪三振記録」を「8」にまで伸ばした楽天・則本昂大投手(26)。あのペドロ・マルティネスらの大リーグ最長に並んだという。次回登板で目指すは単独世界一となる「9試合」。歴史的瞬間に立ち会える人は幸せだ。

     今では球界にすっかり定着した「連続試合2桁奪三振」。誰もが称賛する記録も、四半世紀前は、今では信じられない逆風が吹いていた。

     このちょっと奇妙な記録を世間に認知させたのは野茂英雄(近鉄、ドジャーズなど)。今回、則本が破るまで「6試合」の日本記録保持者だ。

     1990年。近鉄のルーキーが当時日本タイ記録の17奪三振をマークし、次の試合も14個。そして12個。3試合連続2桁奪三振に騒いだマスコミが、過去の記録を洗い直して探し当てた「最長」が、江夏豊らの「4試合」だった。野茂が塗り替え、「6」まで伸ばす。

     が、通算奪三振数の上位に名を連ねるレジェンド投手たちはこの記録に懐疑的な目を向けた。

     「三振が多いことをたたえるのはいいけれど、2桁に意味があるのか。三振数の9個と10個にそれほど差があるのか」

     10奪三振でご褒美がもらえるなら、もっと頑張っていた、というわけ。

     しかも、レジェンドたちが「連続試合奪三振」をストップさせたケースの大半が、救援に出たから。たとえば江夏は先発はもちろんだが、ここ一番は短いイニングにスクランブル登板した。投球回数が少なければ、当然2桁奪三振は無理になる。単純に先発を繰り返したら、果たしてどんな記録を樹立したか。

     91年。野茂が当時の日本新を更新したときも「この記録だけを目指すなら、すぐに破る投手が現れる」というのが、偉大なる先人の予言だった。担当記者として毎日のように「連続試合2桁奪三振」の話題を記事にしていた者としては、何とも複雑だった記憶がある。

     でも、則本が破るまで、誰一人、その壁を越えられなかった。偉大な投手たちの「すぐに破られる」という予言は、完全に外れたことになる。やっぱり、野茂という投手はすごかったし、それをあっさり抜き去った則本はもっとすごい。

     当時の空気感は野茂のコメントでも分かる。彼は2桁奪三振という現実に対して、一度として喜んだコメントを発さなかった。某テレビ局が試合後のヒーローインタビューで「○試合連続です。おめでとうございます」と話を向けたら「関係ありません」と言い放ったことすらある。今なら放送事故に近い?!

     その一方で、則本は素直に喜びが伝わってくる。「(10個目は)筒香から取りたかった」なんて話しているのだから。

     もう誰も文句を言わない時代。世界一の瞬間が楽しみだ。(上田雅昭)

    http://www.sanspo.com/baseball/news/20170611/gol17061113000003-n1.html

    1: 2017/06/09(金) 14:54:54.69 ID:O36qF/fUr
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000015-nkgendai-base
    今すぐにでもメジャーで成功するともっぱらの則本だが、ある米球団スカウトは「能力はもちろん高いが、プロ5年目の投手としては、球数が多すぎるのが不安」と、こう言うのだ。

    「ノリモトは1年目にいきなりポストシーズンを含めて約3200球を投げた。年間投球数は毎年3200球前後に達し、昨年は3384球だった。
    今季も3000球を超えるペースで、日本で年間3000球を投げる投手がごくわずかという中で、
    異常といわざるを得ない。今季、チームが優勝してポストシーズンも投げることになれば、さらに球数は増える。肩や肘にガタがこなければいいのですが……」

    「ヤンキースのタナカが楽天最終年の13年日本シリーズ第6戦で、160球完投勝利を挙げ、その翌日に救援で15球を投げたことで、
    メジャー関係者は一様に表情を曇らせました。その年はWBCもあり、投球数は3500球に到達していた。
    タナカは駒大苫小牧高時代の3年夏、甲子園全6試合で742球を投げ、さらに楽天時代の7年間で約2万球と投げまくった。案の定というか、ヤンキース入りした14年シーズン途中に右肘の靱帯を部分断裂している。
    ノリモトはアマ時代はそれほど酷使されていないが、プロ5年間で約1万7000球は田中以上のハイペース。いくらタフな投手とはいえ、日本でプレーし続けるにしても、これでは故障しかねない」

    梨田監督は、そろそろ"球数制限"を考えた方がいいかもしれない。

    【8戦連続2ケタKも…楽天・則本の“球数”にメジャーが不安視】の続きを読む

     ◇日本生命セ・パ交流戦 楽天8―2DeNA(2017年6月8日 Koboパーク宮城)

     楽天・則本は昨年まで3年連続で200奪三振以上でタイトルも獲ってきた。元々三振は多かったが、進化が今日の結果にも表れている。

     12三振の結果球は直球6で、フォーク6と半々。そして1~9番打者まで先発全員から奪った。則本の奪三振力は(1)直球とフォーク、2つの球種で奪える、(2)長いイニングを投げ抜くためのギアの上げ下げが的確で決して手抜きはしない、という2点が支えている。昔の野球は先発完投型だったが、近年は少ない球数で打ち取ることが理想とされるが、そんな中で樹立しただけに価値がある。フライやゴロと違い、味方のミスに左右されない三振は最も確実なアウトの取り方。記録を知るお客さんの盛り上がりも異常なほどだ。可能性ある限り記録を伸ばしてほしいし、もう今後破られることはないと思う。(スポニチ本紙評論家)

    1: 2017/06/09(金) 09:47:14.49 ID:Ib3mCQuf0
    楽天は、則本が9試合連続2桁奪三振の"世界記録"を達成した場合に備えて、ギネス世界記録申請の検討を始めた。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000072-spnannex-base

    【【悲報】楽天、則本の奪三振記録をわざわざギネスに申請する模様】の続きを読む

     
    (セ・パ交流戦、楽天8-2DeNA、3回戦、DeNA2勝1敗、8日、コボパーク)日本生命セ・パ交流戦は8日、各地で6試合が行われ、楽天・則本昂大投手(26)がDeNA最終戦(Koboパーク)で12三振を奪い、8試合連続2桁奪三振をマーク。自身の持つプロ野球記録を更新し、米大リーグ記録に並んだ。チームは8-2で快勝。則本は完投で両リーグトップの8勝目(1敗)を挙げた。次回、15日のヤクルト戦(神宮)で"世界新"に挑む。

     内角への149キロの直球にDeNAの主砲・筒香が反応できなかった。八回一死二塁。則本はこの試合10個目、今季100個目の三振を見逃しで奪い、ヒーローインタビューでまくしたてた。

     「10個目は筒香から取りたかった。日本の4番を背負った素晴らしい打者。(その前の)3打席で3安打されたから、一矢報いたかった」

     満員の2万3328人の観衆の前で、自身が持つ連続試合2桁奪三振のプロ野球記録を更新。梨田監督が「前に飛ばすのはしんどい」という直球は自身の国内最速に並ぶ157キロをマークし、12三振中6個を直球で奪った。

     8試合連続は、米大リーグで殿堂入りを果たしたペドロ・マルティネス(レッドソックス)が1999年に、クリス・セール(レッドソックス)が2015年(当時ホワイトソックス)と今季の2度達成したメジャー記録に並ぶ快挙だ。

     「(7試合連続の)前回よりも気負いや緊張はなかった。でも、正直にいうと、早く解放されて自由になりたいです」

     投球の極意は直球にあり。三重中京大時代に強烈なインパクトを受けた投手が、同じ右腕のマルティネスだった。今でも浮き上がる直球が鮮明に目に焼き付いている。

     「ありえない。えげつない。あのストレートを見て、目が飛び出た。球速は別として、バットに当たらないホップする直球を、投げられるようになりたいと思った」

     エースは、マルティネスが記録更新中の99年9月27日のヤンキース戦(ヤンキースタジアム)を引き合いに出し、「ペドロはあの日、17三振を取った。僕の最高は1試合13個。いつか81球で27個の三振を奪えたら最高です」と高みを目指す。

     次回登板は15日のヤクルト戦(神宮)。球団幹部は9連続を達成すればギネス世界記録の申請を「前向きに検討する」としている。13年に田中将大(現ヤンキース)がレギュラーシーズンで24連勝した際に申請した経緯があり、期待は膨らむばかりだ。 (広岡浩二)

    則本に楽天・立花球団社長「前回よりもいい投球にみえた。チームの連敗を止め、ブルペン(リリーフ陣)を休ませたのはエースの意地だと思う」

    則本をリードした楽天・嶋「直球が非常によかった。相手打線は変化球の意識が高かったから、直球の三振が多くなった」

    ★男気に感動

     球団に5日、予期せぬプレゼントが届いた。送り主は中畑清・前DeNA監督で、胡蝶蘭の高級鉢植えだった。「驚いた。写真も撮りました」と則本。実はプロ野球新記録の7試合連続2桁奪三振がかかった1日(対巨人)の試合前に球場で対面し、「記録を作ったら何かください」とおねだりしていた。お礼の電話を入れると「『何もしていない。約束を守っただけだ』といわれた」と男気に感動していた。

    データBOX

     〔1〕楽天・則本が自身の持つプロ野球記録を更新する8試合連続の2桁奪三振。則本は期間中7勝0敗、防御率2.25。米大リーグでは2投手がのべ3度記録しているが、期間中に無敗だった投手はなく、白星もP・マルティネスの6勝が最多で則本が上回る。
     〔2〕シーズン8度の2桁奪三振は2014、16年の各7度を抜く自己最多。プロ野球記録は90年の近鉄・野茂英雄の21度で今後の目標となる。則本の9イニングあたりの奪三振率は12.24。98年のヤクルト・石井一久がマークしたプロ野球記録の11.05をここまで上回っている。

    http://www.sanspo.com/baseball/news/20170609/gol17060905050003-n1.html

     

    これがエースだ。楽天の則本が7安打2失点で完投勝利。チームの連敗を3で止めるとともに12奪三振をマークし、自身の持つプロ野球記録の連続2桁奪三振試合を「8」に伸ばした。

     節目の10個目は8回に筒香から奪った。「正直言えば10個目筒香くんから取りたいと思っていた。やっぱり日本の4番を背負った素晴らしいバッターですし、その前に3本打たれていたので何とか一矢報いたかった」と則本。ファウル2球で追い込むと外角高めの152キロの速球を見せた後、最後は意表を突く内角への149キロの速球で見逃し三振に仕留めた。


     この三振でDeNAの先発全員から三振を奪い、さらに9回にも2三振を加えて計12奪三振。うち10個が空振り三振という圧巻の内容。今季の奪三振も100の大台を超えて102となった。

     これで今季8勝目。「茂木がいきなり(本塁打を)打ってくれたし、追加点も取ってくれて茂木さまさまです」と則本。記録更新には「嶋さんの素晴らしいリードがあってそこに投げ切れた結果だと思います」と胸を張り、ファンには「声援があっていつも以上の投球ができている」と感謝していた。

     

    DeNAは先発の三嶋が5回8失点とKOされ、打線も則本の餌食となった。

     ただ、4番の筒香は5月23日の中日戦(横浜)以来14試合ぶりとなる3安打。記録更新となる10個目の三振は喫したが「感覚は良かったです。(則本は)誰もが知っているいい投手ですから」と話した。今季初の4連勝はならず。ラミレス監督は「ベストを尽くしトライした。則本は本物の男というか日本一の投手」と脱帽した。


     ▼梶谷(2三振後に二塁打とソロ本塁打)どうせ打てないならと割り切っていった。誰が見ても今、日本で一番いい投手。

     ▼桑原(1三振)速かったし制球も良かった。(追い込まれてからのフォークについて)アレは無理です。

     ▼佐野(2三振)フォークが速くて、それでいて手元で落ちた。素晴らしい投手でした。

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