◎5月 ハーマン投手
東北楽天で前月に印象的な活躍を見せた選手を取材班が選定する「E番が選ぶイチワシ」。5月は救援のハーマン投手に決めました。「非常に光栄です。いいところで登板する機会が回ってきた。チームに感謝です」と喜びを語りました。
5月は8試合に登板し、8イニングで1失点。うち5試合は三者凡退に抑え、安定感は抜群でした。四死球ゼロで、3、4月に三つあったボークもゼロ。「定期的に投げることでリズムが出ている。打者や審判を含め、日本の野球に対応できている」と語ります。
直球の威力も増し、球速は150キロ台前半を記録。「気温が上がり、状態も上がっている」と言います。決め球の一つ、人さし指を突き立てるように握る「スパイクカーブ」も効果的。26日の西武戦は打者3人と対して2三振。「外崎(富士大出)を空振り三振に取ったカーブが良く、自信になった」と振り返ります。
20日のロッテ戦は、美馬が9回無失点と好投した後、延長十回に登板。「相手打線は打ちあぐねた投手が交代し、喜んでいる状況。難しかったが、普段通りを心掛けた」と無失点で切り抜け、田中の2ランによる劇的勝利を呼び込みました。
「目標はチームの優勝。僕が投げてチームが勝てる試合を一つでも多くつくれるように頑張る」と力強く語りました。